肝臓を異所性脂肪から守ろう!ダイエットは危ない [健康]
先日第3の脂肪、異所性脂肪についてブログを書いたが、その中で内臓脂肪蓄積が一定の量になると、余ったエネルギーは肝臓に蓄積するとの内容を書いた。そこで脂肪と肝臓との関係について考えてみた。
人が運動をするとまずエネルギーが必要になる。そこで糖質を分解して利用する(血液にはブドウ糖が80~100mg/dlの一定量で含まれる)。足りなくなると脂肪をエネルギーとして利用しようとする(グリコーゲンからブドウ糖に変えて血液に送る)。
違う言い方をすると、脂肪は肝臓でタンパク質と結合することにより、水溶性となって血管から全身に回って必要なところでエネルギーとして利用される。
肝臓はこのように脂肪を使ってエネルギーを供給しようとするためだろうか?もともと3%程度の脂肪は蓄積するようになっているらしく、先ほど記載したとおり脂肪のつき易い状態、つまり甘いものや脂っこいもの、更にアルコール類を摂り過ぎて、必要以上の脂肪が肝臓に蓄積され脂肪肝になってしまう。
脂肪肝は肝細胞の間に多くの脂肪が入り込み肝臓の本来の仕事を邪魔している状態になっているものと考えられます。
ダイエットで注意しなければいけないのは、かたよった栄養をとることにより脂肪が肝臓に残ったままになること。要するにタンパク質が不足していると、脂肪は肝臓内で蓄積される結果になる。皮下脂肪や内臓脂肪が仮にダイエットで減ったとしても肝臓に脂肪がいっぱいのままということもあるので要注意だ。
血液の中にあるブドウ糖は血糖と呼ばれているが、多くなると肝臓が多すぎるブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵し、少なくなるとグリコーゲンからブドウ糖に戻して血液の中に送り出す。何か食べると、小腸から大量のブドウ糖が肝臓に送られ、肝臓に蓄積されて、腹が減ると使用される。
糖尿病の人はよく血糖値が高いと言うが、糖尿病と肝臓の関係が深いことがわかる。どちらにしても偏った食事をせずに健康的にダイエットしないと糖尿病も良くならないと考えられる。
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