まずは第3の脂肪、異所性脂肪を減らせ! [健康]
糖尿病の人を初め、脂肪による疾患を気にする人は第3の脂肪と呼ばれる、異所性脂肪を減らさなければならない。
異所性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪と違って、直接心臓や骨、全身のありとあらゆるところについた脂肪である、と私は認識している。この脂肪は細胞を破壊すると言われる。
付き易さも減り易さも、異所性脂肪>内臓脂肪>皮下脂肪 となると思う。
やせている人でも、内臓脂肪や異所性脂肪が多いと心臓病や糖尿病などいろんな病気に影響している。
糖尿病でよく聞く、「インスリン抵抗性」は過食・高脂肪食・運動不足など身体のなかにエネルギーを蓄積する生活習慣が大きく影響している。女性(閉経前)は豊富なエストロゲンの働きで余ったエネルギーは皮下脂肪を蓄積するので、内臓脂肪は付き難い。
男性と閉経後女性はエストロゲンの働きが少ないので皮下脂肪で余ったエネルギーは内臓脂肪に蓄積し易い。考え方によっては皮下脂肪を貯蓄する能力の高い人は、内臓脂肪が付き難い。実際見た目は自分よりよっぽど腹回りが大きいのに、内臓脂肪の比率が低くて、割と健康な人がいる。
内臓脂肪蓄積が一定の量になると、余ったエネルギーは肝臓と骨格筋に蓄積され、異所性脂肪がついてしまう。内臓脂肪が蓄積すると、肥大脂肪細胞ではアディポネクチンが低下し、炎症性のサイトカインが上昇し,異所性脂肪沈着とインスリン抵抗性を悪化させる。糖尿病の人はインスリン抵抗性が悪化すると血糖値が上がってしまう。
どうしたらいいかと言うと、脂っこいものは食べないか減らす。毎日一万歩とよく言われるがそれを実践することにより、異所性脂肪は減りやすいのでがんばるしかない。生活習慣がやはり大事だと言うことであろうか。
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