運動と脳の関係 吉松俊一ドクター [健康]
11月28日千曲中央病院名誉医院長 吉松俊一ドクターのお話を聞いた。オリンピックスポーツドクターや全日本早起野球連盟会長などをやっている方で、知る人ぞ知る有名な方です。
お話の中で、脳と運動の関係について次のようなことがあった。
「酸素をとるスポーツ、難しいスポーツで体が健康になる。激しい運動をすると記憶がよくなる。」と言われていた。そこでなぜか素人的に考えて見ると。
海馬というものが人間の頭の中にあるが、これは新しい記憶はまずここに入り、その後大脳皮質というところに記憶されるらしい。私のイメージだと、パソコンで言えば一時的にメモリが記憶して、その後必要な情報はハードディスクに保存しているような感じだ。
ところで海馬で記憶したものがすべて大脳皮質に保存されないので、人間は勉強しても覚えていない。
海馬はストレスや酸素不足により機能が衰えて新しい記憶は消えてしまうらしい。そこで運動で酸素を十分に与えることにより海馬の働きが良くなり記憶している時間が長くなることで、大脳皮質へ記憶を保存する率が高くなるのではないだろうか。
吉松ドクターによれば、新しいスポーツ(刺激)、ジョギング、読書が良いらしい。
最大酸素摂取量という言葉があるが、運動中に体内(細胞内のミトコンドリア)に取り込まれる酸素の最大量のことらしい。この最大量を増やす運動により脳の能力がアップするのかもしれない。これが悪い人は循環器障害の可能性が高く、高血圧・高脂血症・高中性脂肪・肥満などになりやすい。メタボになる。
またドクターは運動により脳が大きくなるとも行っていた。運動は認知症になりにくくすると言われていた。
スポーツは筋力・体力を高めるだけでなく、ストレス解消やいろんなことによい影響を及ぼしている。やり方によっては悪い影響をあたえるので注意が必要だ。
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